2025年8月30日(土)、2025年度の現任研修&公開講座「ヒューマンソーシャルワークの今 ― 保育・福祉実践における配慮・支援の視点を学ぶ ―」が和泉クラーク・ホールにて開催されました。
保育の現場で働いている方、これから保育の現場で働こうと思っている方・保育の現場に復職しようとしている方を対象として、保育の質の向上に資するスキルアップ・キャリアチェンジ講座として実施しましたが、64名(本学卒業生18名、その他46名)の参加者を得て盛会裏に終えることができました。酷暑ご多忙の中参加いただいた参加者の皆様ありがとうございました。
当日は、第1部:「自閉症当事者の語る、必要な支援とは ― 当事者の体験と思いから学ぶ」として、相談支援事業所 結夢+(ゆうむプラス) 相談支援専門員の谷岡裕子氏とリコーエスポアール㈱勤務の藤田智也氏との対談がありました。第2部:シンポジウム「ヒューマンソーシャルワークの今 ― 繋がりの中で寄り添い支える」では、①実践報告「発達障がいのある子どもへの支援の現状 ― それぞれに異なる支援の学び」として松井芳弘氏(児童発達支援・放課後等デイサービスあおぞらテラス 管理者(本学児童福祉学科卒業生))より報告をいただき、②対談「当事者の思いをくみ取る保育 ― 発達障がいをもって保育士を経験した卒業生の語り」では、小野凪慶氏(本学児童福祉学科・専攻科卒業生。元公立保育所 保育士。)と佐藤美紀氏(本学専攻科ヒューマンケア専攻准教授)にて対談を行いました。最後に、第3部:クロストーク 「みんなで明日からの支援を考えよう!」では、本学の佐藤美紀准教授によるコーディネートで、会場参加者の質問を基に、登壇いただいた講師の発言をつなげ、みんなで明日からの支援の在り方を考えました。
高等教育機関・専門職養成大学の重要な役割として、保育・福祉実践者を対象とした質の高い保育を目指す「リスキリング」-最新の知識・理論・実践方法に関する再開発・再教育プログラムの実施が求められています。本学も質の高い実践を目指す保育・福祉専門職を対象に「リスキリング」プログラムをこれからも実施していきます。
卒業生が和泉短期大学の誇りです。研修に参加し、次の日以降の保育が楽しく感じられるような研修を今後も取り組んでいきます。
末筆ながら、ご登壇・お話しいただいた講師の皆様、そして、ご後援・ご協力いただいた相模原市をはじめ、(一社)相模原市幼稚園・認定こども園協会、相模原市保育連絡協議会、町田市私立幼稚園協会、町田市認定こども園協会、神奈川県児童福祉施設職員研究会、(一般社団法人)さがみはら子どもの福祉連絡協議会、(一般社団法人)相模原市高齢者福祉施設協議会、(公益社団法人)神奈川県介護福祉士会等々にあらためて感謝・御礼を申し上げます。








