園や施設の方々へ

和泉短期大学は、特に『保育・幼児教育・介護』の実践の場で即戦力としてご期待に沿えるよう、
また質の高い知識と技能を身につけ、倫理観のある職業人として成長していけるよう、
学生たちをしっかりと導いていく所存でございます。

園や施設の方々へ

学長 佐藤守男
学長 佐藤守男

平素より、和泉短期大学の在学生や卒業生が、実習や就職等で大変お世話になっており、心より感謝申し上げます。

新型コロナ感染症もだいぶ落ち着いてきたようで、5月8日には5類感染症になる予定です。しかし、和泉短期大学と致しましては、これまでと同じように感染対策を取りながら、学生たちの健康と学修する機会を守っていきたいと思います。

さて、この3月の卒業式・修了式には、児童福祉学科199名、専攻科介護福祉専攻16名の学生たちを無事に送り出すことができました。

また、4月3日の入学式には、児童福祉学科190名、専攻科介護福祉専攻21名の新入生を迎えています。現在、新2年生179名を加えますと、390名の学生たちが、本学で元気に学んでいるところです。

これで本学の卒業生の数は 児童福祉学科17,492名、専攻科介護福祉専攻231名、2010年に閉校した和泉福祉専門学校2,313名、合計20,036名となります。

また、2022年度の就職・進学状況でございますが、児童福祉学科の卒業生は、保育所67名、幼稚園25名、認定こども園40名、施設27名、さらに22名を進学の道へと送り出すことができました。また、専攻科介護福祉専攻の修了生も、障がい児者施設、児童養護施設、高齢者施設、保育所、幼稚園、認定こども園に就職しています。そしてさらに、この専攻科の修了生16名は介護福祉士の国家試験にも挑戦し、15名が合格しています。これも、皆様の実習等を通してのご指導と、就職にあたってのご協力のたまものと心より御礼を申し上げます。

現在、保育者に求められている資質として、子ども達を取り巻く様々な出来事を理解し支援できる人材が求められています。政府も「こども家庭庁」を4月に設立し、「こども家庭ソーシャルワーカー」という国家資格をつくろうとしています。

本学は、従来より大切にしてきた「子どもに寄り添う支援」と「子どもを取り巻く家庭や地域への支援」に改めて焦点をあて、今年度より本学独自の資格として「こども支援ソーシャルワーカー」を作りました。

また、専攻科介護福祉専攻におきましても、2024年度よりリニューアルし、「専攻科ヒューマンケア専攻(仮称、申請予定)」として、児童福祉学科での福祉・保育の学びを基に乳幼児から高齢者までトータルにケアできる専門職の養成へとバージョンアップします。

今後 和泉短期大学は、国から期待されている高等教育機関の役割を果たすとともに、本学の専門分野でございます『保育・幼児教育・介護』の実践の場で即戦力としてご期待に沿えるよう、また質の高い知識と技能を身につけ、倫理観のある職業人として成長していけるよう、学生たちをしっかりと導いていく所存でございます。

今後とも和泉短期大学の働きにご理解、ご支援いただければ幸いでございます。

2023年4月