2024年度「現任研修&公開講座」が開催されました

 2024年8月31日(土)、2024年度の現任研修&公開講座「こども支援の今 ―保育・福祉の連携の中で 「こども丸ごと」を支援する視点を学ぶ―」が和泉クラーク・ホールにて開催されました。

 保育の現場で働いている方、これから保育の現場で働こうと思っている方・保育の現場に復職しようとしている方を対象として、保育の質の向上に資するスキルアップ・キャリアチェンジ講座として実施しましたが、112名(本学卒業生50名、その他62名)の参加者を得て盛会裏に終えることができました。ご多忙の中参加いただいた参加者の皆様ありがとうございました。

 当日は、第1部:「子どもの人生はつづく -虐待経験者の語りから考える-」として、ACHAプロジェクト代表の山本昌子先生と本学の中安恆太准教授との対談がありました。第2部:シンポジウム「こども支援の今 ‐ 子どもに寄り添い支える繋がりとは?」では、児童福祉の実践事例から「それでもあなたは悪くない -非行少年との向き合いから-」として宮川哲弥先生(東京都市大学人間科学部 人間科学科 准教授(元 児童自立支援施設 児童自立支援専門員、前 東京都児童相談センター課長代理))より、保育の実践事例から「地域と共に、子どもたちが声を出しやすく聴きあえる環境づくり」として大崎志保先生(幼保連携型認定こども園 正和幼稚園 園長(元 幼保連携型認定こども園町田自然幼稚園 副園長))より、それぞれ実践の報告をいただきました。また、第3部:クロストーク 「みんなで明日からの支援を考えよう!」では、本学の中安恆太准教授によるコーディネートで、会場参加者の質問を基に、登壇いただいた先生方の発言をつなげ、みんなで明日からの支援の在り方を考えました。

 高等教育機関・専門職養成大学の重要な役割として、保育・福祉実践者を対象とした質の高い保育を目指す「リスキリング」-最新の知識・理論・実践方法に関する再開発・再教育プログラムの実施が求められています。本学も質の高い実践を目指す保育・福祉専門職を対象に「リスキリング」プログラムをこれからも実施していきます。

 卒業生が和泉短期大学の誇りです。研修に参加し、次の日以降の保育が楽しく感じられるような研修を今後も取り組んでいきます。

 末筆ながら、対談でお話しいただいた山本昌子先生、実践報告をいただいた宮川哲弥先生と大崎志保先生、そして、ご後援・ご協力いただいた相模原市をはじめ、(一社)相模原市幼稚園・認定こども園協会、相模原市保育連絡協議会、町田市私立幼稚園協会、町田市認定こども園協会、神奈川県児童福祉施設職員研究会、(一社)横浜ファミリーホーム連絡協議会、さがみの里親会、(NPO法人)東京都養育家庭の会みどり支部等々にあらためて感謝・御礼を申し上げます。

【追記】
 なお、参加申込者の方で台風の影響による小田急線運休などの交通障害により参加が出来なく、当日配付資料等を希望される場合は9月13日(金)までにご連絡ください。その旨ご連絡いただいた場合、後日、当日配布資料(一部を除く)、領収証参加証、対談など一部の講座プログラムの録音の配信による対応をさせていただきます。(なお、当日、参加費お支払い予定だった場合には、後日お振込みにて参加費のご入金をお願いいたします)

[記事公開日]2024年09月02日[最終更新日]:2024年09月05日