MONTHLY MAGAZINE 9月号

保育士資格・幼稚園教諭免許状を取得したいと思って学校を探すとき、どう選んだらよいのか分かりにくいですよね。大学案内パンフレットや就職率などの数字ではなかなか見えてこない、“ 目に見えにくい教育の質 ”についての質問が多く寄せられています。
そこで、和泉短期大学で学ぶとなぜ良いのか、今回は山形から上京し、品川区の公立保育所で勤務されている卒業生にご自身のストーリーをお話していただくことにしました。
本学の授業の質、大学として学生を教育する上での想い、さらに本学の使命などについても分かりやすくお伝えいたします!

01 山形から上京してきました 相模原はちょうどよい街!

高校生の頃から関東に就職したいという気持ちがありました。山形は小学校も統廃合が進む現状で、子どもが少なくなっています。地元にも保育の学校はありますが、就職のしやすさなどを考えるとこのタイミングで上京するのが良いと思いました。神奈川県相模原市はすごく都会というほどでもなく、自然も感じられて丁度良い、居心地の良さを感じました。

02 最初の不安はすぐに解消!友だちの存在と授業の楽しさが大きい

上京して最初は電車など大変でしたが、慣れると大丈夫でした。私はホームシックにはなりませんでした。理由は友だちの存在が大きいです。みんなすごく良い人ばかりだった!!
児童福祉を志望するだけあって和泉生は優しい子が多い気がする(笑)
あとは、授業が本当に楽しかったです。実践的な授業が多い!どの授業でも現場の話が聞けたり、写真を見せてもらえたりしました。わかりやすいし、想像しやすいし楽しかったです。

03 高2 秋からHPなどで進路選びをスタート

高2の2月頃に和泉のオープンキャンパスに初めて参加しました。その時に和泉にほぼ決まりと思いました!高3夏にもう一度参加しました。
他の短大の方が通いやすさはあったのですが、両方の短大のオープンキャンパスに参加して、雰囲気の良さ、児童福祉も学べるという点から和泉に決めました。
和泉の指定校推薦について高校の先生から和泉に電話して聞いてもらって、11月の学校推薦型選抜指定校で受験しました。

04 とても親身になって自分の話を聞いてくれます

オープンキャンパスでは、先生のあたたかさを感じました。個別相談で母と三者で話をした際、とても親身になって自分の話を聞いてくれたことが嬉しかったことをとても覚えています。

品川区保育士職を受けたきっかけ

1年生1月にアドバイザーの久保先生との面談で勧めてもらったこと。そこまで自分が公務員試験を受けるとは思ってなかった。
2月の実習が終わったら公務員試験を支援してくださる小山先生に話を聞いてみようと。でもコロナが流行。なかなか思うようにはいきませんでした。
今、振り返るとチャレンジして良かったです。まさか受かると思わなかったけど、あの時久保先生に勧めてもらって、そして一歩踏み出せたこと、本当に良かったです。

児童福祉学科だったことが強み

就職活動で活きたことは、和泉が児童福祉学科であったこと。
公立なので保育園以外の子どもの福祉施設に配属される可能性もありますから、面接で「児童福祉学科に進学した理由」や、「施設配属の可能性もありますが?」と聞かれた時に、私は福祉施設も希望していたので「大丈夫です」と答えられたことも良かったと思っています。

05 授業でやったレジュメや教科書を今でも見返しています

昨年度は1歳児クラス。今は持ち上がりで2歳児のクラス担任をしています。
働き始めて、「授業で習ったな」と思ってレジュメや教科書を見返すことが多くありました。授業を受けているときは、体験しないとわからないこともあったけれど、授業で習ったことを見返すとクラスの子ども達の姿と重なることが多くて。現場に出て「これがこれだったんだ!」とつながることが多いです。和泉の学びが現場に出てすごく役に立っていると感じています。

06 現場に出て、授業がつながって、線で結ばれていく感じがします

例えば、「乳児保育」クラスで噛みつきがあったときに、最初は保護者に伝えないでいたんですが、それが続いてしまったので、園長先生や主任の先生とも相談してどちらの保護者にも伝えようとなったんです。でも、保護者にどう伝えるかがすごく難しくて。そんなとき授業を振り返りました。
今噛みつきしていた子は話せるようになって気持ちを表現することができるようになったらすごく落ち着いています。すごく良かったと思ってます。これも授業でやったな~って(笑)

またクラスに刺激を受けやすい子が多いので、周りの環境に気持ちが左右されてしまいます。そのため、「環境の授業」で学んだことを活かして保育に取り入れています。
棚の位置をひとつ変えるだけで、小さな部屋ができて落ち着ける子がいたりするんです。学んできたことの大切さを実感しています。

「子どもの保健」で学んだ、嘔吐とかコロナも含めた感染症への対応が役に立っています。保育と看護の両方が分かる八代先生に教わったので、すぐに活かせるという意味で大きかったと思います。

現場に出て、いろいろな授業がつながっているんだなと、ひとつひとつが線で結ばれていく感じがしています。

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[記事公開日]2022年10月13日