新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響拡大に伴う入学式の中止について

2020年4月1日
2020年度和泉短期大学 第56回 入学式
及び 専攻科介護福祉専攻 第11回 入学式
並びに父母会総会、保証人連絡会、父母懇親会を中止いたします。

2020年4月2日以降の予定は、ホームページで公開いたします。
      (3月19日以降、公開予定)

昨年12月に発生した新型コロナウイルス感染症は、国内においても感染者が増加傾向にあり、状況は日々変化しています。本学では、学内運営協議会において、学内外の情報収集と、大学としての方針や対応の協議を重ねてきました結果、2020年4月1日に予定していた入学式を中止する苦渋の決定をいたしました。

本学関係者に現時点で新型コロナウイルス感染の報告はありませんが、日本国内にとどまらず、世界中で感染者は増加・拡大傾向にあり、状況好転の兆しはまだありません。本学が位置する相模原市でも感染した方が確認されており、2月26日の政府の「今後1.2週間のイベントの自粛」に続く、昨日の3月10日の「更なる10日程度の自粛」の要請を受け、ウイルス感染の終息が見えない中で不安定な学事の開始を避けるために、最終的に決定したものです。

入学される新入生と保証人の方々にとって、また教職員にとっても、入学式は大変重要な行事であり、様々な開催方法や時期を勘案しましたが、どの開催方法も感染を予防するための極めて難しい判断を伴うものとなりました。特に、今回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(2月24日、厚生労働省に設置)から公表された「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解」では、「対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされるような環境に行くことをできる限り、回避して下さい。」と示されています。本学の入学式は、新入生とそのご家族合わせて約500人が学内クラークホールに出席される過密な式典です。今回、その参加者から万が一感染者が出た場合には、同席者含めて、多数の方々の4月以降の新生活に計り知れない影響が生じることとなります。

新入生の皆さん、そして保証人(ご家族)の方々の健康と安全の確保、そして感染拡大を防ぐ社会的責任という観点を重んじ、中止という苦渋の決定をいたしました。

何とぞ、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

なお、4月2日以降の予定については、皆さんの学びが十分に保障されるように様々な情報集約に努め、協議して参ります。皆さんの安全と健康を守るため、予定を大きく変更する可能性があります。3月19日(木)以降、本学のホームページを必ずご覧くださり、ご確認ください。

引き続き手洗い、マスク等の感染防止対策に努めてください。

2020年3月11日

学長 佐藤守男
事務局長 土橋正文

[記事公開日]2020年03月12日[最終更新日]:2020年04月13日