園や施設の方々へ

平素より、和泉短期大学の在学生や卒業生が、実習や就職等で大変お世話になっており、心より感謝申し上げます。新型コロナウィルス感染症も収束し、以前の生活が戻ってきました。しかし、油断することなく、これまでと同じように学生たちの健康と学習する機会を守っていきたいと思います。
さて、この3月には、児童福祉学科177名、専攻科ヒューマンケア専攻19名の学生たちを無事に送り出すことができました。また、この4月には、児童福祉学科127名、専攻科ヒューマンケア専攻8名の新入生を迎えています。現在、新2年生146名を加えますと、281名の学生たちが、本学で元気に学んでいるところです。
これで本学の同窓生の数は 児童福祉学科17,837名、専攻科ヒューマンケア専攻270名、2010年に閉校した和泉福祉専門学校2,313名、合計20,420名(2025年3月現在)となりました。
また、2024年度の就職・進学状況でございますが、児童福祉学科の卒業生は、保育所75名、幼稚園16名、認定こども園44名、施設20名、さらに11名を進学の道へと送り出すことができました。また、専攻科ヒューマンケア専攻の修了生も、障がい児者施設、児童養護施設、高齢者施設、保育所、幼稚園、認定こども園に就職しています。
そして、この専攻科の修了生19名は介護福祉士の国家試験にも挑戦し、18名が合格しています。これも、皆様の実習等を通してのご指導と、就職にあたってのご協力のたまものでございまして、心より感謝申し上げます。
ところで、現在、保育者に求められている資質として、こども達を取り巻く様々な出来事を理解し、支援できる人材が求められています。政府も「こども家庭庁」を設立し、「こども家庭ソーシャルワーカー」という資格をつくりました。
本学は、建学以来、大切にしてきた「こどもに寄り添う支援」と「こどもを取り巻く家庭や地域への支援」に焦点をあて、「こども家庭庁」より先に本学独自の資格として「こども支援ソーシャルワーカー」を作っています。
また、専攻科におきましても、昨年度より「専攻科ヒューマンケア専攻」と名称変更して、児童福祉学科での福祉・保育の学びをもとに乳幼児から高齢者までトータルにケアできる専門職の養成へとバージョンアップしています。
今後 和泉短期大学は、皆様から期待される高等教育機関の役割を果たすとともに、本学の専門分野でございます『保育・幼児教育・介護』の実践の場で即戦力としてご期待に沿えるよう、また質の高い知識と技能を身につけ、倫理観のある職業人として成長していけるよう、学生たちをしっかりと導いていく所存でございます。
今後とも和泉短期大学の働きにご理解、ご支援いただければ幸いでございます。
2025年4月